「2020年版の改定の経緯と内容」に関する情報
「2020年版の改定の経緯と内容」
「2015年版 建築物の構造関係技術基準解説書」は2015年6月に刊行されましたが、その後、2016年12月までの情報に基づき更新を行った「2016年追補」のWeb公表(2017年2月)と、それを反映した書籍としての第3刷・ 第4刷の発行(同7月・10月)が行われました。
今般発行される「2020年版 建築物の構造関係技術基準解説書」は、新たに以下の項目を収録したものとなっています。(一部の内容は、既に、2018年9月にWebで 公表された「2018年追補」に含まれています。)
(1) 質疑(Q&A)の反映
2015年版(初刷)の発行以降公開された質疑(Q&A)のうち、解説として収録すべき項目の反映
(2) 2015年版第4刷以降の基準改正や技術的知見の反映
①伝統木造に関する基準の合理化
②小規模建築物・仮設建築物の基礎・鉄骨柱脚に関する一部規定の緩和
③新たな材料に関する規定の追加(CLTや膜構造用フィルム関連)
④構造計算に関する規定の追加(木造や積雪時の降雨関連)に関する記述 など
(3)各種災害を踏まえた状況と対応に関する記述
①2018年大阪府北部の地震(ブロック塀被害)
②令和元年(2019年)房総半島台風(外装材・木造小屋組被害)など
(4)その他の事項
条文や参考文献の更新、記述の整理・明確化など